八十爺のひとりごと

年寄りの冷や水で若い人に挑戦

春の雨の風情

今日は、朝から雨です。

春は昔から「三寒四温」と言われているように、長く好天気は続きませんが、このしとしととした春の雨もまた風情があって良いものですね。

雨の中の散歩。いつもの道の大欅、春の雨に濡れていますが、やはり春らしくどことなく艶っぽい。

  ☆ 春雨に濡れて樹肌も色めけリ

  ☆ 春陰や苔纏ふ大欅

    *春陰=しゅんいん。 苔=こけ。 纏ふ=まとふ。

 

途中、桜の木が一本ありますが、これが由緒ある桜。

そこに付いている説明書きによれば、なんでも「お車返しの桜」と言うそうです。「後水尾天皇が樹の前を通り過ぎてから見事な花であったので、お車を引き返して観賞された」とか。まだ今年は蕾です。

  ☆ 蕾あり咲けば見事な櫻かな

    *蕾=つぼみ。

 

学校の横を過ぎると、その学校の過日卒業式のあった日のことを思い出します。

友達はすでに帰宅したのか、ひとりの子が校庭に佇んでいました。いろいろな事を振り返ったり思い出したりしているのでしょう。

  ☆ 校庭に制服ひとり卒業の日

 

雨の中、30分ほどの散歩から帰りました。